スポーツファーマシストの役割と重要性
スポーツファーマシストとは
スポーツファーマシストとは、スポーツをする薬剤師ではありません。笑
うっかりドーピングの被害からスポーツ選手を守るため、通常運転の薬の知識にプラスアルファで、ドーピングとなる禁止薬物について学び、更に、TUE申請といって、ドーピングにひっかかる薬剤であっても、申し出をすれば、治療を継続できる薬についての相談にのれる薬剤師のことを言います。
1865年のアムステルダム運河での水泳競技でドーピングが行われたのが最初とされ、1886年の自転車競技で初の死亡事故が起きました。
1952年にはドーピングの検査を行った医師が非難される情勢でしたが、選手の命を守るため、また、スポーツの公正さが保たれるために、世界アンチドーピング機構(WADA)が1999年に設立され、現在の形に至っています。
スポーツファーマシストの資格を持っていなくても、相談に乗ってくれるはずなので、氣になる方は、薬剤師さんにご相談くださいね。
ドーピング検査はオリンピックだけじゃない
ドーピングの検査は、オリンピアンだけで、遠い世界の話のような氣がする人も多いのではないでしょうか。
国民体育大会、略して、国体でも、ドーピングの検査は行われます。
「少年の部と成人の部がある、都道府県対抗の体育大会」というのが、私の国体のイメージです。
2023年に鹿児島県で開催された「特別国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)」(2023年10月7~17日)・「特別全国障害者スポーツ大会(燃ゆる感動かごしま大会)」(2023年10月28~30日)。
2020年に開催予定だった国民体育大会が、新型コロナウイルス感染症の影響で、特別国民体育大会として開催されました。
この年から、私の住む県薬剤師会から、国体期間中ドーピングに関する相談ボランティアの依頼が来ており、3~4名のチームに参加させていただきました。
2025年も、お声掛けいただき、ぼちぼち参加させてもらってます。
スポーツファーマシストの更新
2026年にスポーツファーマシストの更新手続きと、テストを受けました。
2011年に初めて取得したときは、リアル受講は東京・大阪・翌年国体が開催される県のみ。
毎年、講習会を受けなくては更新できないのは知っていたけど、乳児の子育て中で、更新する氣力がなくて、そのまま失効しました。
資格取得後、毎年、夏の基礎講習と、毎年1月1日に禁止物質が変更になるので、変更を含めた講習があります。
それを毎年受けたうえで、 年に一度の更新の際は、受験料を支払って、認定試験を受けます。
アンチ・ドーピング活動保険
日本薬剤師会の会員であれば、どなたでも加入できる保険になります。
保険期間は、2月15日の午後4時から、翌年の2月15日午後4時までの1年間です。
年間保険料は、2700円。
スポーツファーマシストの資格がなくても、入れる保険です。
今までは、高齢者の方としか接することがなかったので、資格は取ったものの、保険に加入はしていなかったのですが、保険に入ると、自分のなかの意識も覚悟ができていく気がします。
日本薬剤師会のアンチ・ドーピング保険はこちらから。
久しぶりに、ドーピングの本を開きました( *´艸`)
学校薬剤師とアンチドーピング活動
学校における、アンチドーピング教育は、高等学校において指導されることになっています。
ですが、国体少年の部に出場する場合、高校生になる前に参加する選手もいるので、情報だけでも届けておけたらいいなあ・・・と個人的には思います。
小学校の学校薬剤師をしていた時に、薬物乱用防止教室の時に、少しだけ、ドーピングにも触れていまました。
これも、乱用のひとつであるのだけれど、情報ばかり先行して、とにかく薬を飲まなきゃいいんでしょ?って我慢をしてしまう選手を生みだしかねないと、感じています。
大丈夫な薬もある。
だから、ネットの情報をうのみにするのではなく、専門家を頼って欲しい。町の薬局で相談しても、必ず応えてもらえるからねって。
そんな思いで、この記事を書いています。
なんかそんなこと言ってたな~聞いたことあるな~って、思い出してもらえたらいいなあ、と思います。
2026年の禁止表を貼っておきます。
興味のある方は、覗いてみてください。
